素食(ベジタリアン)とは、台湾風菜食料理のことです。当店では、肉、魚及び古来より五臓によくないとされているニラ、ニンニク、ねぎ、らっきょう(五葷)などを一切使わず、野菜、大豆たんぱく、グルテン、ゆば、自家製こんにゃく等を素材にしています。
「素食の中一」では肉、卵、魚介類、ラードなどの成分を一切使わず、現代人には欠かせない有効な成分をもつ野菜植物性蛋白等を主体にした中華風の本格的(菜食)料理を日本の皆さまにご紹介して味わっていただくよう試んでおります。野菜や茸、大豆類、穀物類などを素材に作る料理で、日本でいう昔の精進料理にあたります。
ただ大きく違うのは、日本の精進料理が質素であるのに対し、台湾の素食は見た目や味、ボリューム感が普通の中国料理とほとんど変わらない「豪華料理」であることです。大豆やグルテン、ゆばなどを歯ざわりや風味をあたかも本物の肉や魚、鶏肉のように酢豚や青椒肉絲、ハム、餃子、北京ダック、海老、ラーメン、120種類などお馴染みの料理に変身させ、素材を知らなければ、少しあっさりめの中国料理という感じで、自家製こんにゃくで作られたイカ本物そっくりです。ベースのスープはキャベツと昆布など7種類の野菜でだしを取ります。
現代病は野菜不足の病といわれ、身近なたべものですが料理の付け合せ程度のものでしか生かされていないのが現状のようです。また野菜のビタミンAは抗がん作用があり、油と一緒に撮ることで吸収率が高くなります.その他ビタミンC・ビタミンB・鉄分・カルシュウム等多く含んでおり、見直されるべき食品です。それは清浄なる血液をつくり穏やかな心の源でもあります。
健全な心は、健全な食生活からといわれている現在、人は昔から健康でバランスの良い食事を生活の知恵の中から必要性を知って、調和をはかってまいりました。エネルギーの過剰摂取は過食となり、肥満を引き起こします。肥満は高脂血症、糖尿病、痛風、脂肪肝等の原因となり、これらは動脈硬化症の誘因となり、さらには脳、心筋の梗塞や腎臓病等を引き起こす可能性もあるのです。
中一素食店は、「医食同源」をモットーに自然の清らかな恵みをお届けし、「肉食と環境」、「人と地球の健康」の課題にし、また、皆さまの「食養のひろば」として多くの方にご利用いただければ幸いでございます。