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そこへ行けば元気がでる そんなお店にあひるはなりたい 「あひるの家にようこそ」
[はじまり]
1978年ですから今年で43年目を迎えます。
商売というより、「有機農業の畑を拡げる」「街や村に自営自立の仲間たちのネットワークを拡げていく」といった、若者たちによる“文化運動”でした。30余年が経ち若者ではなくなりましたが、心根は変わっていないと思います。
畑に育っている野菜を片付けていくには、販売していく仲間(八百屋)が必要になってきます。それもできるだけ畑に近いところで販売していくのがいい訳ですから(地産地消)、全国各地に仲間がいた方がいい訳です。流通と販売のネットワークグループとして1983年ポラン広場が発足して今に至っています。あひるの家はネットワーク推進グループの一つとして活動してきています。
[価格]
全ての商品の価格は、それを作っている生産者や製造者の自己申告価格(再生産価格)を主に、流通と販売の経費をプラスして算出されます。「ポラン広場は価格で一度もたたいたことがない」と生産者・製造者から評価をいただいています。作っている人がイチバン!の価格体系は初めからのことです。時々、買っている人はどう思っているんだろう?と不安がよぎります。
※商品価格は本体価格(税抜価格)で表示しています
あひるの家の販売スタイル
[店]
農産物表示は【有機農産物】【農薬・化学肥料使用せず】【農薬・化学肥料○回使用】の3種類で表示してあります。
2011年3月以降は農産物・加工食品の放射性物質検査分析結果もプライスカードに表示しています。
農産物は「必要なものを必要なだけ」という考え方ですから、バラ売りになります。便宜的に袋に入れたものもありますが、1個1本から変えます。バラ売りの品物はご自分で計りではかって、値段を確かめてからOKだったらシールを出してレジにお持ちください。店が狭いので見つからなかったり並べられない品物もあります。「アレないの?コレないの?」と尋いてください。見つけます、取り寄せます。
お買い物の際はお買い物袋をお持ちください。お店のレジ袋は有料(1枚5円)となります。
[配達]
日曜日を除いて毎日4時に店を出発する便があります。来店されて「持ってきて」でも、お電話で「持ってきて」と注文されてもOKです。配達時刻はその時の件数によるので1〜2時間みてください。配達エリアがありますのでお尋きください。
・配達日 月曜日〜土曜日
・配達時間 4時〜6時過ぎ 件数により少し遅れる場合があります
・配達料 1回100円
お買上げ金額が1,500円未満の場合は200円となります
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畑だより ―まだ野菜・果物は潤沢にあります―
2月3月になると八百屋をはじめた頃を思い出します。
人参も玉ねぎもじゃが芋も「ナイ!」のです。あったとしても、バリバリ芽が出た玉ねぎ・じゃが芋、水気を失ってガチガチになり「人参木」といわれていた人参だけでした。
「あ~あ、1年中せめて玉ねぎとじゃが芋と人参のある八百屋になりてえ」と思ったものです。
有機の百姓がどこにいるのかいないのか、全く手がかりがないので仕方のないことでした。ネットのない時代でしたから、人伝てに聞いた事を頼りに訪ねていくだけでした。
百姓はなかなか見つからなかったけど、なぜか八百屋をやりたいという人だけはふえていきました。少ない百姓が作る少ない野菜を、ふえてきた八百屋の要望に応えるために「振り分け」という方法がとられたのです。ほうれん草10束注文→入荷3束という風に。ある時はトマト1ケース→入荷4ケースということもあります。
ようするに、店からの注文数はあってないようなもので、畑の生育状況に応じて出荷されてくるということなのです。
ポラン広場グループが「生産者シフトの流通」と言われ百姓たちの信頼を得てきたのは、「畑を片付ける」という姿勢に因ることが大きかったのではないかと思います。その伝統(?)は、スマートになりながら今もつづいています。
サテ、
神奈川けのひ農場の北原君、八王子キテレツファームの神田君からの直送野菜も減少に向かっています。
ほうれん草・小かぶ・ビーツ・ルッコラ・カーボロネロ・ワサビ菜などが出荷されていたキテレツファームは、ほうれん草以外の野菜は終了に向かっています。野菜が育ってくるのは4月中旬位になりそうです。今は、新しく借りた畑の土づくりや種まきで忙しくしているようです。
「いままでキチキチだった畑がゆったり使えるのは嬉しいけど、マンパワーをどうしたらいいのか悩ましいところです」と言っていました。また新しい一歩を踏み出したのです。
北原君のところは小松菜・人参・さつま芋・カーボロネロ・短大根・赤かぶ・ネギが出荷されてきていますが、これも減少・終了に向かっていきます。
栃木の鈴木章さん・田島さんのところは、里芋を除いて野菜は全くありません。
冬型野菜はいずれにしても減少していきますが、北原君・神田君よりハウスも含めて広くやっている農家にはまだたくさんあります。
沖縄・鹿児島からは一足早くきゅうり・とまと・ミニトマト・いんげん・ピーマン・スナップエンドウ・葉ニンニク・島らっきょうなど、春夏野菜がはじまりました。
果物は、今年初めて農薬・化学肥料不使用で育てられた、茨城かすみがうら・竹村さんのイチゴ、熊本・福島さん/肥後あゆみの会からポンカン・甘夏・はっさく・ネーブル・不知火(デコポン)・タンカンなど晩柑類が出揃ってきました。
こんな風に南~北まで産地を移動できるようになるまで、30年以上がかかりました。一人一人の百姓たちとの出会いには、一つ一つのドラマがありました。その出会いをお客さんにお届けできるのは、八百屋冥利につきることです。
まだまだ寒い日が続きますが、温かいものを食べて、ビタミンCをいっぱいとって、コロナは勿論、風邪などひかないようにしましょう。
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配達します
■電話・来店による即日配達
雨の日や、お出かけになれない時、荷物がたくさんでお持ち帰りが大変な時など、お気軽にご利用ください。
・配達日 月曜日〜土曜日
・配達時間 4時出発便
・配達料 1回100円(お買上げ金額が1,500円未満の場合は200円となります)
■配達区域
国立市 全域
府中市 北山町 武蔵台 西原町 西府町 本宿町 美好町
立川市 羽衣町 錦町 柴崎町 けやき台団地
国分寺市 光町 西町 高木町 富士本 西元町 日吉町 戸倉 新町 並木町 泉町3丁目 西恋ヶ窪